高齢者は腰痛、膝の痛みをよくともないます。
多くは加齢により生じる骨と関節の関係があります。
人の脊骨、膝関節は若い時から体重の大部分を支えています。
体を動かす際に、骨と骨がぶつかったり衝撃を受けないようクッションの役割をしてくれているのが、背骨の間にある椎間板であり、膝関節の間にある半月板です。
加齢につれて、椎間板・半月板はだんだんとすり減っていきます。
人によって背骨や膝の骨自体が変形してしまい、これが刺激となり腰・膝の痛みが生じてくる病気を変形性膝関節症と言います。
高齢になるほど、なりやすい病気です。
進行をなるべく抑えるために、できる範囲で運動をしていき、関節のまわりの筋肉を鍛えておくのが有効です。
痛みが強ければ湿布、飲み薬で様子をみていきましょう。
膝では変形が強いと身体のバランスが不安定になり、転倒→骨折のリスクが高くなってきます。
その際は状況等々を見ながら、手術を受ける方法もあります。
理事長 黒田 留未