梅雨に入りました。 雨が降ったり、止んだり、ジメジメしたり、暑かったりと、特有の変わりやすいお天気が続きますね。
食事は美味しさはもちろんのこと、安全、安心であることが重要です。
こすもでは食事サービスに携わる全員が、日頃から衛生管理に対する意識を
高く持つ必要があると考え、毎年、食中毒の基礎知識や予防の勉強会を開催しています。
食中毒予防3原則とは「殺す」「付けない」「増やさない」といった3つの原則を守ることで食中毒事故を予防するといった食品衛生の基本です。
しかし近年は少量摂取するだけで発症する「ノロウイルス」「腸管出血性大腸菌O-157」等を原因とする食中毒事故が大半を占めています。
このようなウイルスに対しては3原則に加え「持ち込まない」といった対策が必要です。
細菌・ウイルス等を持っている可能性がある
持ち込まない
(体調管理、外部からの汚染持ち防止)
細菌・ウイルスは初めから付いている
殺す
(加熱殺菌、薬剤殺菌)
手指や器具からの二次汚染
付けない
(食品の交差汚染、手指による汚染の防止、調理後の食品保管、 容器・器具の洗浄・殺菌)
残った細菌が増えていく
増やさない
(保管温度管理、提供時間短縮)
こすもの厨房ではこの食中毒予防4原則(持ち込まない+3原則)と食品衛生7Sを毎日の業務の中で実践しています。
整理(Seiri) 必要な物と不要な物を区別し、不要な物を厨房内から撤去すること
整頓(Seiton)
「定位置管理」というルールを定めて誰もが分かるように配置すること
清掃(Seisou)
汚れがない状態にし、汚れたらすぐに汚れを除去すること
洗浄(Senjyou)
殺菌効果がきちんと出るように汚れを落とすこと
殺菌(Sakkin)
細菌・ウイルスを殺滅、除去したり、増殖させないようにすること
習慣(Syukan)
清潔な状態が維持されるように習慣づけること
清潔(Seiketu)
整理・整頓・清掃を徹底し、きれいな状態を維持すること。
梅雨時は湿度が高くなり、食中毒菌の繁殖が活発になる時期です。
対策を万全に、これからも安心安全で、美味しいと喜んで頂ける食事作りを心がけてまいります。 気温の変化で体調を崩されません様、お健やかにお過ごしください。
栄養士 髙開 真由美